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      アメリカ合衆国、ボストン、オールドノースチャーチ、戦死した兵士の記念碑にあるドッグタグ

      ドッグタグとは、兵士の個人を特定するために使用されているもので、戦死した際にドッグタグを確認して認識するものです。

      1870年に起こった普仏戦争(ふふつせんそう)で、フランス帝国と戦うプロイセン王国が導入したのが始まりとされています。

      そのあと、第二次世界大戦で、アメリカ、ヨーロッパ、日本でも使用されるようになりました。

       

      名前の由来

      ドッグタグ(Dogtag)の名前の由来は、米軍で首から下げた認識票を犬の鑑札(狂犬病予防の登録票)に似ていることから、名づけられたものです。

      名前のとおり、そのままの意味です。

      現在は「IDタグ(idtag)」とも言い換えられ、日本では「認識票」として自衛隊でも使用されてます。

       

      ドッグタグは、なぜ必要なのか

      戦死した場合に、兵士を顔で判別できない場合に、入れ墨(タトゥー)などで確認していました。

      しかし、戦場では遺体の損傷も激しく、顔や体の特徴では判別できないこともあるため、兵士の個人情報(名前、識別番号、血液型、宗教など)が書かれているプレートに穴をあけ、穴にチェーンなどを通して、ネックレスとして身に着けます。

      同じものを二枚装着し、一枚は戦死した際に回収して「報告用」とし、もう一枚は「判別用」として遺体とともに、そのまま残します。

      現在も兵士を認識するためのものとして使用されていますが、一般の方のアクセサリーや迷子札としても利用範囲が広がっています。

       

      ドッグタグの材質と形

      ドッグタグは金属プレートへの刻印だけではなく、革に刻印するなど、国ごとに材質も形もさまざまです。

      ネットオークションで、古いドッグタグが出品されていることもありますので、興味のある方は覗いてみてください。

      現在も、国ごとに形など様々です。

       

      日本の自衛隊では、ステンレス材質のプレートに、打刻(上下で挟み込み刻印)ではなく、表面を削るように刻印されているのが特徴です。

      陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊では、刻印内容は同じですが刻印順番が異なっています。

      刻印内容は、所属:JAPAN GSDF(陸上)、JAPAN MSDF(海上)、JAPAN ASDF(航空)、名、姓、認識番号、血液型となります。

       

      アメリカでは、姓、名前とミドルネームの頭文字、社会保障番号、血液型、宗教です。

      特徴としては、認識番号から社会保障番号(マイナンバーのような番号)となっている点と宗教を刻印する点です。

       

      サイレンサー

      ドッグタグは金属でできているため、金属音を出さないために、縁にゴム製のものを装着したり、自衛隊では透明のビニールケースを全体にかぶせています。

       

      アクセサリー、迷子札としての利用

      現在は、一般の方の装身具として利用されています。

      ミリタリーファッションの一部としてドッグタグを付けるほか、子どもの迷子札、病気のある方の病状や連絡先を伝えるもの、徘徊する親族が身に付け救助者に知らせるもの、企業やイベントに会員IDなどを刻印するものなど、様々なところで利用されることが増えています。